ストレスがかかると、つい食べてしまう。
飲んでしまう。買い物しすぎてしまう。
スマホを延々と見続けてしまう。

それは、「心の器」を満たすための行動かもしれません。

「心の器の法則」

心理学では、**「素焼きの壺の法則」**と呼ばれる考え方があります。

私たちの心には、それぞれ「器」があって、その中の水が満たされていないとき、人は何かで満たそうとします。

満たすものは人それぞれ:

  • 食べる、飲む(最も即効性がある)
  • 仕事に没頭する
  • 資格を取りまくる
  • SNS、テレビ、ゲーム
  • 異性、人間関係
  • 買い物、ギャンブル

多くの方が「ダメな依存」と思っているこれらの行動は、実は**「心の器を満たそうとする努力」**だったのです。

ストレスで食べてしまうのは、当たり前

ある生徒さんから、こんな写真が送られてきました。

体重計の上に、申し訳なさそうにチョコレートが置かれている。

その方は、しばらく体重計に乗っていませんでした。「だいたいこれくらいだろう」と思って、新しい体重計に乗ったら……予想を大幅に超えていた。

ショックで、食べてはいけないと分かっていても、食べずにはいられなかった。
そして、報告のために、その「やってしまった」チョコレートも一緒に写真に収めて、送ってくれたのです。

これが、「素焼きの壺」の働きです。

満たされていた水が、ショックで「ガッ」と漏れた。
だから、急いで満たさなければと、口に入るものに手が伸びる。

これは「意志が弱い」のではありません。
人として、ごく自然な反応なのです。

「器を大きくしなきゃ」と思っていませんか?

世間ではよく「もっと心を広く持ちなさい」「器を大きくしなさい」と言われます。

そして、私たちは「大きくならなきゃ」と頑張る。

でも、なかなか大きくならない。
大きくしようとしているのにできない自分が、また情けない。

…これ、間違っているかもしれません。

一瞬で満たす方法は「小さくする」

心の器を一瞬で満たす方法。それは:

器を、小さくすることです。

50%しか水がない、大きな器。
「足りない、足りない」と感じます。

でも、その器を小さくして、今ある水で100%満たされる大きさにしたら?

→ 一瞬で、満たされます。

さらに小さくすれば、人に分け与える余裕さえ生まれます。

自分にできないことは、「できない」と認める

50歳だから、60歳だから、これもあれもできて当然。
そんな思い込みを、まず手放してみてください。

掃除は得意だけど、料理は苦手。
そう認めれば、それでいい。

苦手なことは、誰かに頼ればいい。
自分の得意を、誰かに分け与えればいい。

「私はダメな人間だ」と思いながら何かを満たそうと食べ続けるより、
「私はこれができる人間だ」と等身大で生きる方が、ずっと心は満たされます。

ダイエットも、人生も、同じ

五色ダイエットでは、いつもお伝えしています。

100点を目指さなくていい。70点で十分。

そして、人生も同じ。
全部できる人間にならなくていい。
今のあなたで、十分に「100点満タン」の器に変えられる。

ストレスで食べてしまうあなた。
それは、心の器が今のあなたには大きすぎるだけかもしれません。

器を小さくする。
できないことは認める。
できることだけ、楽しむ。

そうしたら、不思議と「食べないと落ち着かない」が消えていきます。

これは、ダイエットの話のようでいて、生き方の話でもあります。