伊藤 あずさ

① 肥満コンプレックスと終わらない戦い

10代、20代の頃の私は、肥満コンプレックスの塊でした。
両親が病気で苦しむ姿を見て育ち、「私も同じ道を辿るのではないか」という不安を抱えながら、必死にダイエットを繰り返していました。

結果はいつも同じ。
「一時的に痩せては、リバウンドする」の繰り返しでした。

② 結婚式での「成功」が教えてくれたこと

結婚式前に「プロテインダイエット」で-5kgを達成。
ようやく成功したと思いました。

しかし、式が終わってプロテインをやめた途端、体重は元通り。
さらに衝撃的だったのは、仕事として多くの人にこのダイエットを指導していた時のこと。

継続するにはコストがかかり、味にも飽きる。
家族と違う食事を摂る孤立感。
心も体もボロボロでした。

③ 「私が悪い」という思い込み

当時の私は、「私の意志が弱いからだ」と自分を責めていました。
食べることに罪悪感を感じる日々。
当たり前だと思っていたダイエットの常識を、疑うことすらできませんでした。

でも、ある日気づいたのです。
「痩せたいのに食べたい」という矛盾に苦しんでいるのは、私だけではないと。

④ 東洋医学と脳科学の知恵との出会い

なぜ、世の中のダイエットはリバウンドするのか？
その答えを探す中で、私は東洋医学（陰陽五行）と脳科学に出会いました。

我慢せず、好きなものを食べながら、健康的に痩せ続ける方法。
そんな魔法のような方法を探し求めましたが、どこにもありませんでした。

⑤ 本当に大切なことに気づいた瞬間

そこで私は、本当に大切なことに気づきました。

私自身、何度もリバウンドを繰り返した経験から、
一時的に痩せることよりも、一生続けられる習慣を作ることの方が、
はるかに大切だと実感しました。

何度も痩せては戻る…その繰り返しは、心にも体にも大きな負担です。
この経験から、私は決意しました。

⑥ 試行錯誤の開発期間

東洋医学（陰陽五行）の知恵と、脳科学に基づく習慣化のメソッド。
それらを組み合わせ、何度も何度も試行錯誤を重ねました。

「本当にこれで人を救えるのか？」
「また誰かをリバウンドさせてしまうのではないか？」
葛藤と不安の日々でした。

でも、諦めませんでした。
なぜなら、「卒業後も続けられる習慣を一緒に見つけ、サポートすること」こそが、真の指導者の役割だと信じていたからです。

⑦ 五色ダイエットの誕生

そして、ついにたどり着いたのが「五色ダイエット」です。

このメソッドの核心は、ダイエット最大の苦痛である「好きなものを我慢すること」を不要にし、「好きなものを食べた時の罪悪感や後悔」を取り除くこと。
そして、「できなかった自分」ではなく「できた自分」に目を向ける思考の習慣化により、
心身ともに満たされた状態での継続的な体重減少を目指します。

⑧ 「リバウンド撲滅」という社会的使命

五色ダイエットは成功しました。
でも、私一人では限界があります。

だから、協会を設立し、認定講師制度を作りました。
かつて私と同じように苦しんでいた人たちが、今では誰かの希望になっています。

ビジネス的な利益よりも、顧客の成功を最優先しています。
なぜなら、短期的な体重減少ではなく、「煩わしさ0%、ワクワク100%」で人生を楽しめる状態こそが、本当のゴールだと信じているからです。

⑨ 家族まるごと、心も体も健康に

五色ダイエットは、単に体重を落とすだけのメソッドではありません。
自分自身を整え、大切にするための「生き方」そのものです。

お母さんが変われば、食卓が変わります。
食卓が変われば、家族全員の健康が変わります。

私自身、両親の病気を目の当たりにし、「健康であること」の尊さを痛感してきました。
だからこそ、このメソッドを通じて、
「家族まるごと心も身体も健康に！」というモットーを実現したいのです。

⑩ あなたへのメッセージ

もしあなたが今、かつての私のように「痩せたいのに食べたい」という矛盾に苦しんでいるなら。
何度もリバウンドを繰り返し、自分を責めてしまっているなら。

私たち認定講師は、全員が「元・万年ダイエッター」です。
あなたの今の痛みを、誰よりも理解しています。
だからこそ、寄り添える気持ちがあります。

これが、私の最後のダイエットになりました。
あなたにとっても、これが最後のダイエットになりますように。